越中ふんどし親父のはみ出しぶらぶら日記

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zoom RSS ♂♂新世界ぶらぶらぶらぶら記

<<   作成日時 : 2006/10/19 17:57   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 11 / トラックバック 0 / コメント 8

 秋のおだやかな日が続く先日、ふと新世界に行きたくなり、久しぶりにJRを使って、天王寺へと向かった。近鉄とは違う車窓の風景を見るのも楽しい。ススキは揺れ、コスモスもそよぎ、稲刈りの後の田んぼの清清しさに、(ああ、もうすっかり秋なんだなあ..)と、今更ながらに実感した思いでした。はす向いに座ってるハンカチ王子ならぬハンカチお爺の、上着を脱いで首筋を拭く顔に見とれながら、あっと言う間に天王寺に着いた。

 我が田舎町と違い、都会はいつも活気があります。地下街を抜け、公園の入り口へと階段を上がると、お爺さんたちが青空将棋を囲んでいました。
こう言うときでも、ちゃんと好みを探しているのはもう習性でしょうか。
ぶらぶらと、花屋さんを見て(去年だったか、何か鉢植えをここで買って帰りました。)歩いて行く途中、前に歩いたときにはあったホームレスたちのダンボールハウスはもうありませんでした。わずか、一つ二つ残ってるだけで、あった所には、バリケードの物々しささえ覚える囲いでかためてありました。
「美観」をそこなうと言う市の考えでの撤去だったのでしょうが、..後に残る、この生々しさと乱暴さはどうだろう。何か、淋しさを感じてしまった。(その大量のバリケードは美観をそこねてはいないのだろうかねえ。)

 時間も早いこともあり、久しぶりに、お友だちに会いに行く。
五百円の切符を買って、わくわくしながら、園内を見て回る。まず、好みの人を探して、怪しまれないほどの距離を保ちながら、くっいて回るのが楽しい。
ライオン、キリン、ペンギン、サイなど、一通り見て回ると、けっこう疲れる。
゛仮想デイト゛を楽しんで、ぶらぶらと、通天閣の方へ。
公楽の映画館は、かかしさんの言ってたように、もう取り壊されて、高い囲いで覆われ、もう何か工事が始められているようでした。(また、一つ淋しさを覚えてしまいました。)半田屋に寄ろうかと一瞬迷いながら、通り抜け、ぶらぶらとなにわの爺さんの言ってた「絆」へと真っ直ぐに向いました。
(途中、以前はなかったビリケンさんの人形を二つ見ましたね。)

 扉を開けると、「いらっしゃい。」と、マスター(五十代後半)の声に迎えられ、カウンターに。『何だ、ここだったのか..』と思った次第です。
と言うのは以前の店の「魁」(この字でしたか?)のときに、何度か来ていた店だったからです。
もうオープンしてから二年目になると言う。そして、前の店のマスターはもう亡くなっていたことを初めて知らされました。
昔から、よく見かけていたお爺さんだったから、顔を見るだけで何となく嬉しく思える人だったのです。(..また一つ淋しさを覚えてしまいました。)
 「平日だと、水曜日に来なくてはだめよ。」と言うマスターに、「どうして?」と訊ねると「水曜日が、映画館の映画の入れ替える日だから、人が多い。」とのこと。そんなことだったんですね。
「せっかく出て来たんだから、遊んで帰りたいでしょ?」の問いかけに「運良く出会えればいいなってカンジ。」と答えると、「今日、泊まるんでしょ?エイト?」 「いえ、帰ります。」「まあ、遊んで帰ればいいのに」「いやァ、..ムスコが待ってるから(猫)」 「ふふふん。」
なんてな話をしてたら、お爺さんのお客が一人来て、それからカラオケで盛り上がりましたね。
(そして、「栄吉」のマスターも倒れて、故郷の宮崎へ帰ったことを初めて知り、また一つ淋しさを覚えたのです。)
「絆」で歌った歌は、「浪花夫婦道」「かなしい意地」「波止場しぐれ」「瀬戸の恋歌」などでした。

 「絆」を出た後、『どこに行こうか..』と、目についた看板の店「ルガール」へ行くことにしました。
ここは、二度目。定年後、開いたマスターは六十代後半でしょうか。オープンして、まだ一年たっていないのかな?店内は、まだ新しい匂いがしています。
隣のお客が、「ぼく、マスターのフアン一号。二号になる?なりなさいよ。」と勧めて来ました。マスターは笑いながら、「これプレゼントしてくれたの」と、そのお客からのプレゼントのネックレスを服の襟をずらして見せてくれたけどねえ..。(ぼくはァ、男のネックレスは嫌いだよ。)と思ったけど、言えなかった。
店によっては、お客の顔が全然ちがうことはよくあります。この店のお客も、知らない人ばかりで、知人が言ってた話だと、「てっぺん」のお客が多いのかな。(「絆」も「ルガール」のマスターも女っぽくありません。)
この店のマスターも宮史朗の歌が好きとかで、(「雨の修善寺」を歌ってた。)
私もぴんからの「女のきず」「女のちかい」など、歌いましたかね。みんな美空ひばりを一曲ずつ歌っていて、私にも勧められ、娘道中なんとかってのを歌いましたが、難しかったですわ。あまり歌ったことない歌でした。
 いつの間にか、満員になって来たところで、出まして、帰ることにしました。

 お稲荷さんの所に来ると、「右近」の看板が「おいで、おいで」と言ってました。ので、八年ぶり位でしょうか、ドアを開きました。
いつもカウンターの中にいるマスターが何故か入り口近くのカウンターに座っていました。
聞くところによると、脳溢血で倒れたそうで、手にまだ障害が残ってるとか..。だいぶ痩せていましたね。歳をとると、痩せるほうが体のためにはいいのかな。体内脂肪の危険性を、このごろ良く聞きます。でも、痩せてるから、体内脂肪が少ないかと言うと、そんなこともないそうですね。お相撲さんは、ほとんど体内脂肪はないそうです。運動が大事なようですわ。
 「右近」は料理が上手です。メニューも豊富です。このあたりでは一番です。
それにしても、脳溢血で倒れるお年寄りは多いです。私の付き合ってた人も、今リハビリ続ける毎日です。日頃の食生活が大事な気がします。私の田舎の老人は一人も脳溢血で倒れた人はいません。(まァ、人口も少ないんですけどね。)

 新世界は、ときどきふらりと訪ねたくなる街です。
私にとって、それはもう亡くなって、八年過ぎたお爺さんの面影をいまだに、この街を彷徨うことで見つけようとしているからでしょう。
でも、このごろ、振り返ることが、苦痛になって来ました。と言うより、淋しさに、辛くなって、もう振り返ることはやめよう(無理かも知れないけど。)と、思い始めているのです。
昔のことが、子どものころのことが、つい昨日のことのように思い出すことは、ずっとこれまでにもあったけど、最近、うとうとと夢半分に見た子どもの頃の夢は、あまりにもリアルすぎて、《つい昨日のこと》がほんとに昨日のことのように生々しく、目覚めて、胸をかきむしりたくなるような、五十年近く前の頃から、今朝いっぺんに過ぎてしまった感覚に、その空洞感に、埋められるものが見つけられないのです。
これから先の、具体的な青写真は今すぐにはないけど、もう早く、前へ前へと歩き出したい気持です。「叔父さんの思い出」を書いてきたことは、自分にとって、プラスかマイナスだったかと問われれば、「プラスだった。」と答えるでしょう。一言で言うなら、それは「楽しい遊び」でした。
今、ブルーなだけなのかわかりません。でも、もう一方で、先に向かって歩き出したい強い気持が沸き起こっています。(これから先に、やって行きたい、仕事や夢です。)
どんな形にせよこちらのページは今の所は閉じません。
また近々何か書きます。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
その1
10月17日(火)にくまさんがオオミナミにお出でになった事をこの爺も翌日におっしゃる通りに水曜日にオオミナミの一大発展場の地下劇場に顔を出して、好みの爺さんがいたならばティークアウト(お持ち帰り)を致そうと期待を込めて入場したのですが、何時もの顔見知り爺さんと鏡と相談してお出でと云う姐さん(女装)ばかりなので、ホウホウの定で地下劇場を飛び出してスナック「絆」に行くとマスターの「あきら」から、「昨日に『くま』さんが来たわょ。」と云われて、昨日に「絆」に行ったら『くま』さんとお逢い出来たのにと思うと残念でなりません。
『くま』さんこんどオオミナミを徘徊される時は是非水曜日にして下さいね。「絆のあきら」が云っていた様に水曜日は他の日よりもオオミナミは賑わっていますから。
「なにわの爺」
2006/10/20 10:12
その2
それから来月(11月)の「絆」の敬老の日は15日の水曜日です。午後1時からのオープンで65才以上のお方は1000円で、飲み放題、歌い放題ですから、何時も30名ちかい爺様が集まりますので、是非『くま』さんも来て下さい。あてもべべを着て尻からけをして赤の褌をちらちらさせながらカウンターの中に入りお手伝いをしますよってにな。
残念やな「叔父さんとの思い出」が断筆なんて、しげ坊と叔父さんとの世界堪らなく好きだったのにな。
断筆と云わずにいま直ぐにでも続けてほしいおまっせ。
「なにわの爺」
2006/10/20 10:13
☆なにわの爺さん、マスターの名は、「あきら」って言うんですね。私は初めてでした。よそでも見たことなかったですね。今度、平日に行くときは、水曜日にします。平日は平日でまた、土、日にない落ち着きがいいです。
来月の15日、用事がなければ出かけますね。でも私は、鬼瓦みたいな外見に似合わず、ほんと、恥ずかしがり屋ですねん。どっかで、ビールでも引っ掛けてからドア開けます。それにしても公楽座がなくなったことは淋しい..。
くまさん
2006/10/21 17:43
その1
公楽劇場はこの爺がこちらの世界にデビューした時は「新世界座」と云っていましたな。
その時分オオミナミには発展出来る映画館は封切り以外の所は殆ど発展出来ましが、その中でこの公楽劇場、国際地下劇場、温劇地下の三つは特に有名でおましたな。
既に温劇地下は上の寄席小屋が廃止に成った時に同時に廃止(現在は駐車場になってま)になり、公楽劇場の方は今年の3月一杯で廃館になってしまいましけどな、噂によると店舗兼マンションに変わる様でっせ。
「なにわの爺」
2006/10/22 10:08
その2
デビューした時から爺様の尻を追いかける超老け専だったあてに取ってはこの公楽劇場が一番老け専が集まっていましてな、若い時のあても童顔で可愛いかったんでしゃろな、好みの爺様と良く出来てオオミナミの休憩旅館に連れていってもろうて、休憩のチョンの間に2回は抜かれていましたな。
この休憩旅館もオオミナミにはたんとあったんでおますけど、今では数える程になりましたな。
発展出来る映画館も一つになり、休憩旅館も数が減りましたけど今流行りの淫乱サウナも2軒(内1軒は西日本で老けが集まると自称してますが)有り、ホモスナックの数も増えてオオミナミのホモスナックの90%は老け専御用達で相変わらずオオミナミは老け専のメッカでっせ。
「くま」さん11月15日の『絆』の敬老の日には必ず来てくださいね。
「なにわの爺」
2006/10/22 10:09
新世界や、浅草のスナックに行って、数軒ハシゴして飲んで何事も無く、つまらなく家路に着く事が偶にあります、新幹線の中で何か虚しく感じて、暫く来るのを止めようと思う時が度々ありますが、1週間も過ぎるとまた行きたい気持ちが募って来ます、その様に思う人は私だけでは無い様です、よく他の方からも聞く言葉です。
楽しく会話して唄って盛り上がり騒いで疲れて帰る時は良いが、行く店行く店両サイドに会話したく無い嫌な客が座ってる時は最悪である、会話が好きなマスターや店員さんのいる店なら両サイドを無視して会話が出来るが、無口のマスターの店の場合は尚最悪。
行きつけの店では余りそうゆう事は無いが、偶に行く店ではよくある。
無駄な事の繰り返しで、段々歳を重ねて行くんでしょうね、特にこの道に生きる人は………!
くまさん新世界の空気を偶に吸うのもいいでしよう、私は昨日は名古屋でしたが、近いうちに新世界の空気を吸いたくなったので行きます、平日は行けませんが。
かかし
2006/10/23 14:43
☆なにわの爺さん、公楽劇場は私は好きでしたね。目的半分、映画半分で、立ってるのに疲れたら、もう映画を見るのに徹してました。古い邦画が好きな私にとっては、とても淋しいことです。
くまさん
2006/10/23 21:02
☆かかしさん、何となく、ついてないときって言う日は、えてして、ことごとくついてないですよね。好みでない客ばかりだったりしてね。入るときに、タイプが出るところだったりします。好みでない人からモーションかけられたり。ドアが開いて、タイプが入って来た!♪..と、思ったら、後ろに連れがいたりします。(しかも、なんで、よりによって、こーんなへちゃむくれなんかと!(失礼)なんて思ったりして、仕方ないからムカムカをカラオケで晴らそうとすると、歌いたかった歌をもう先に歌われたりします。
こんな日は、帰りの電車も、今、出たところだったりします。
そして、帰り着くと「やれやれ..」と、落ち着きます。
くまさん
2006/10/23 21:18

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